真ちゅうの小さな糸巻き/高辻製作所×MARIMO
<産地:富山・福岡>
日本の糸巻きの歴史は古く、いくつかある糸巻きの中でも紡いだ糸を巻きつける大きな四角い木枠の糸巻きは、「苧環(おだまき)」と呼ばれ、昔から機織り(はたおり)に使われる身近なものとして親しまれてきました。その昔ながらの糸巻きを、5㎜角の真ちゅうで組み上げてつくり、使いやすい白と黒の艶やかな絹糸を巻きました。
糸巻きの製作は、鋳物の町として有名な富山県高岡市にある高辻製作所さん。400年にわたり引き継がれる技術は伝統工芸 高岡銅器として広く知られ、高辻製作所さんは、その伝統技術を活かし、主に家庭用仏壇にむけた小型の仏具を製作しています。その精度の高さと丁寧な仕上げの研磨技術で、凛とした佇まいの糸巻きに仕上がりました。
その糸巻きに、絹糸を施したのが小さな房や結びを得意とする福岡県筑後市の房工房MARIMOさん。手作業で巻き上げた美しい仕上がりはまさに職人技です。
糸の端を挿し込む切り込みがあるので、お気に入りの糸に巻き替えて使うこともできます。糸巻きとしてはもちろん、小さな洋裁用文ちん、ペンレストやペーパーウェイトにもお使いいただけ、小さいながらも存在感のあるアイテムです。
ペンレストとして使えます。
糸の端は切り込み部分に挿し込めます。
商品サイズ
※表示の寸法は目安です。実際の商品寸法とは誤差がある可能性があります
幅 | 33mm |
奥行 | 33mm |
高さ | 35mm |
糸の長さ | 約6m |
取扱い上の注意
- 真ちゅうは経年変化により使うほどに色合いが濃くなり、風合いが増していきます。もとの輝きを取り戻したい場合は、金属研磨剤(メタルポリッシュなど)や磨き布などで磨いてください。
- 水分や酸性のものをつけたままにしないでください。変色することがあります。※使用中まれに緑色の錆(緑錆・ろくしょう)が発生する場合があります。無毒・無害ですが、気になる場合は次のようにお手入れしてください。酢に同量の塩を混ぜた液を布につけて、緑錆が発生している場所に直接擦り付けて磨き落とします。その後は洗浄してよく乾燥させてください。
- 洋裁用文ちんとしてご使用の場合、生地の上に直接置いたり、生地の上でスライドさせたりしないでください。生地の破れや色移りの原因になることがあります。
- 絹糸は特性として、摩擦・湿気・紫外線により、色あせや変色が起こる場合があります。
- 糸の端は、支柱と上部の十字の間の切り込みに挿して固定ができます。
- 落としたり、衝撃を与えたりすると破損の原因となりますのでご注意ください。
- 乳幼児の手の届かない所に保管してください。